産カン北海道

日本産業カウンセラー協会北海道支部の会員、養成講座受講の方々の交流の場

産業カウンセラー協会養成講座2018、無事終了~!!

10月28日 日曜日。

今年度の札幌教室の皆さんが終了式を迎えました。

 

午前中は、目指す産業カウンセラー像の5分間発表です。

多くの方が「今まで気づかなかった自分に気づき、大きな学びがあった」と話されていました。

 

そして学んだことで、「人から『話しやすい』『聴いてくれてありがとう』などと言われるようになった」、そういった変化を感じた方もいらっしゃいました。

 

指導者としては一年生の宗原。

初めての修了を迎えたみなさんの言葉を聴いて、感動して涙腺が緩んできました。

 

 

そして午後、27名の受講者さんが修了証書を手にします。 

 

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そして卒業生の皆さんからのアドバイスをいただきます。

 

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お話を聞いて、みなさんこれからの試験への意気込みや不安などが隠せない様子でしたが、ぜひ1月の試験に皆さんが合格するようにお祈りしていますので、頑張ってください。

 

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最後に「全員で写真を撮りたい」という声が上がって撮影の場面も。

 

今年も絆で結ばれた学び仲間が誕生したようで、嬉しかったです。

 

レポーター 宗原

傾聴トレーニング&交流会 @ 釧路に行ってきました

雲ひとつない秋晴れの土曜、

傾聴トレーニング&交流会が釧路にて開催されました。

 

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今回の釧路開催にあたって北海道支部養成講座部・会員部では、道東地区にお住いの産カンのみなさんへ以下 ↓ にあるデザインのご案内ハガキをお送りしました。

 

デザインには当ブログのピクトサインですっかりおなじみの大塚さんが登場です!!

 

はぃ、こちらから。

 

ドン!!

 

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ハガキという超アナログな媒体でのご案内となりましたが、WEBメール慣れしたみなさんにおかれましては往復ハガキってきっと最近はメッキリと見かけることの少なくなったのではないでしょうか。

なので意外とインパクトがあったのではないかしらん、なんて思ったりしています。

ご案内の届いたみなさん、いかがでしたか ??

 

 

札幌から釧路まで4時間の電車の中、私は一冊の本を読破してしまいました。

その本はこちらです。

 

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ちなみにお昼ごはんは東屋(川北分店)というそば屋で「せいろ蕎麦」と「かしわぬき」をオーダー。

 

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なんとこの日は半額デーだったようで620円。

ちょっと得した気分に・・・。

とても美味しくいただきました。

 

 

本日の会場はコチラ、釧路市民活動センター「わっと」です。

わっと・・・??

そのことばにはどのような意味があるのでしょうか・・・。

 

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こんなに大きく「わっと」と書かれているにもかかわらず、私は二度ほど会場の前を素通りしてしまいましたが、ようやく「わっと」に到着です。

 

開始時刻の1時間ほど前、すでに大塚さんがホワイトボードに本日の進行を書き終えておりまして、ご本人はマッタリとくつろいでいます。

 

これから始まる傾聴トレーニングを前に、すでに一仕事を終えた感じの大塚さんはこちら。

 

ドン!!

 

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とはいえ、そこは大塚さん。

今回ご参集いただきました7名のみなさんがお揃いになった段階で、一気にエンジン全開です!!

 

スイッチ・オン!!!!

 

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本日は大塚さんと岡村さんのおふたりが指導者の任をお務めです。

(ご苦労さまでした・そしてありがとうございました)


 

私もこの日は傾聴トレーニングに参加させていただくことに。

 

こころがけたのは「気持ちを聴いて伝え返す」です。

 

何事も基本が大事、きっと・・・。

そう思って(気持ちを聴いて伝え返す・気持ちを聴いて伝え返す・気持ちを聴いて伝え返す・・・)こころの中で何度もこの言葉を反芻、トレーニングにいどみます。

 

本日はふたつのグループに分かれて傾聴トレーニングが開始されました。

 

私はカウンセラー役をイの一番に体験させていただきました。

ですが・・・・・・

う~む・・・・・・

どうでしょう・・・

あぁすればよかった、こぅ受け返せばよかった・・・海よりも深く反省しきりです。

その時ふと、空手の師匠・大澤先生がよく言うことばを思い出しました。

 

「いいですか、使わない刀は錆びますよ!!」

 

大澤先生、御意です。

鍛錬を重ねたいと思います。

 

 

カウンセラー役が終わった途端にすっかりとリラックスしちゃいました、自分。

おかげさまをもちまして3回目はまったりとした気持ちでクライアント役にいどませていただきます。

 

(さぁて・・・何を話そっかなぁ~・・・)

 

お役ゴメンとなった自分のアタマの中をいろいろなエピソードが駆け巡ります。

 

「それでは始めてください」

 

大塚さんのタイマーを押す音を聞いた瞬間、私はこの場で全く話をするつもりのなかったはずの、こころの襞(ヒダ)に澱(オリ)のように溜まっていた悲しみのエピソードが、堰(セキ)を切ったようにススススス・・・口からこぼれ始めました。

 

『実は最近困ったことが(困ってるのか、自分は??)・・・』

『いや、困ったこと、というか(なんなんだろう??)・・・』

 

次いで自分の口から出てきたのは全宇宙的な悲しみの底に』。

そんな意外なことばです。

 

本人ですらも想像だにしなかったことばが、カウンセラー役の方とクライアント役の私のあいだに出現した海の静かな波のあいまに、小さなシャボン玉のような割れやすいカタマリとなって ことばは(ポコりと)浮遊します。

 

揺蕩(たゆた)うシャボン玉を見つめながら、しゃべり続ける自分とは違うもうひとりの自分はこんな詩を思い出していました。

 

 

あの青い空の波の音が聞こえるあたりに

何かとんでもないおとし物を

僕はしてきてしまったらしい

 

透明な過去の駅で

遺失物係の前に立ったら

僕は余計に悲しくなってしまった

 

谷川俊太郎「かなしみ」

 

 

クライアント役になって気づくことって、カウンセラー役と同じくらいたくさんあるのだな、そう思いました。

 

 

16時すぎ、傾聴トレーニングは無事終了。

 

この場で交わされた話のさまざまはすっかりと「わっと」の会議室に置いておきまして、私たちは気分をあらたに交流会会場までテクテク歩いて向かいます。

 

会場となったのは「海へ 」釧路中央店という居酒屋です。

 

松山支部長の支部活動ご報告、そして乾杯によって場は一気に和んでいきます。

 

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同じ産カン仲間のみなさんとの貴重な時間を大切にしたい、強くそう思いました。

 

 

2軒目は数名で「しらかば」とゆう名の炉ばた屋さんにむかいます。

 

酔いのまわった私、女将に日本酒・北の勝を頼んだところ・・・

「あんた、釧路に来たんだから釧路の酒を飲みなさい!!」

そう怒られてしまいました。

 

そうか北の勝は釧路じゃないんだ、根室だったのか・・・。

 

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ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました!!

ぜひまた開催しましょう!!

『ホンダがゆく!!』(その3)

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はぃ、

産カン北海道をご覧のみなさん、こんにちは!!

一部の熱狂的なファンの方から『ホンダがゆく!!』の続きはどうしたのだ! とゆうお叱りをうけてしまい、アタフタ慌てた編集長ですが、またしても編集長は本業の魚屋が多忙を極め、せっかくのホンダさんトークを途中で切ってしまいました。

 

あれから早1ヶ月が経過です・・・。

ホンダさんは生きているでしょうか??

 

 

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ホンダさん!!

 

 

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ホンダさん!!!!

(ガタ・ガタ・ガタガタ・・・)

 

 

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あっ、地震 ??

(ガタガタ・ガタ・ガタ・・・)

 

 

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お~ぃ、セキカワさん!!

 

 

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あっ、ホンダさん、そちら地震からの被災は大丈夫ですか????

 

 

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はぃ、世界のホンダ、

しっかりと生きています!!

就職先を決めるまで、まだ頑張らなくてはなりません!!

 

 

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ですよねホンダさん!!

ホンダさんのファンの方にむけて、まずは震災時のレポートをお願いします!!

 

 

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はぃリョーカイしました!!

9/6木曜未明の大地震で飛び起きてから直ぐに北海道全域がブラックアウトになり、懐中電灯片手に真っ暗な中、自宅に被害がないか点検してまわり、火の元のガスの元栓を止め、水が出るうちにと風呂桶いっぱいに水を貯めました。

ガソリンもあるうちにと3時間並び2,000円分給油しました。

 

 

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おぉ~、テキパキとした動きですね!!

さすが元自衛官だ。

 

 

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魚屋のセキカワさんはご無事だったでしょうか?

 

 

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ウチは翌金曜の朝7時に通電となりましたが、9/6木曜の夜はこんな感じで自宅キャンプ状態です。

 

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私の住む恵庭市の自宅の電気は地震当日の夜には電気が点りました。

 

地震後のバタバタはともかく、地震で被災した地域のことが気になりましたが、現職自衛官であればすぐにでも現地へ駆けつけるべき災害規模です。

 

 

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やはりそのレベルの地震だったのですね。

 

 

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なので、小生は9/23土曜に厚真町の災害ボランティアセンターに駆けつけ、29日までボランティア活動をしてきました!!

 

 

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な、な、なんと!!

 

 

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毎日2トントラックを乗り回し、被災されたお宅において災害関連ゴミの搬出作業や、室内の清掃・片付けなどの支援をさせてもらいました。

 

 

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どんな格好でボランティアしてたのですか??

まさか写真を撮る余裕なんてなかったですよね・・・。

 

 

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はぃ、どん!!

 

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ナイス自撮りです!!

あっ、

ガムテープに産業カウンセラーって書いてある??

 

 

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そぉなんです、ボランティアで産業カウンセラーをやったのです。

 

 

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あっ、コメントの上にある顔写真が変わった?!

 

 

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がははは !!・・・気がつきましたね。

 

 

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そりゃ気がつきますよ・・・。

で、産業カウンセラーのボランティアはどうでした??

 

 

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どちらのお宅にお伺いしても家主さんとお話していると、とにかく家主さんやご家族が「話を聞いてもらいたい」らしく話が途切れないことでした

 

 

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へぇ~・・・

 

 

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私ある日の午前中は約3時間の作業だったのですが、家主さんにつかまってしまって・・・話を聴くこと約1時間半・・・。

派遣された同じグループのメンバーとその間一緒に作業できず、迷惑をかけてしまいました。

 

 

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誰かに、自分の置かれた状況や気持ちを聞いて欲しいんですね。

 

 

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産業カウンセラーとして、被災された方お一人お一人のお気持ちを丁寧に傾聴できればと思いました。

 

 

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さすが、世界のホンダさんです。

 

 

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作業を終わり、自宅から離れる時に被災された方から「本当にありがとう、助かりました…ありがとうございました」と何度もお言葉をいただき、ボランティア活動に参加して本当によかったなと思うと同時に、こちらが元気をもらいました。

 

私は今年7月に定年退職した元陸上自衛官災害派遣に参加したことも何度もありますが、今は一民間人として地震の被災地でボランティア活動に汗を流す日々を送っています。

 

任務でも仕事でもなく、ボランティア活動として自分の志である「人の幸せに関わること」が出来て、毎日クタクタになって疲れて帰っても、失業中なのでこれ幸いに時間を気にせず、自分のやりたいことが出来る幸せを感じて毎日充実して生きています。

 

被災されても元気な皆さんの笑顔に感謝する日々でした。

 

厚真町では、引き続き被災された皆さんの支援やお話を傾聴することができるボランティアさんを募集しております。

私も、自分として出来る2トントラックの運転や重い荷物の運び出し作業が落ちついたら、産業カウンセラーの資格を活かせる傾聴のボランティアスタッフとして活動したいと思っています。

 

 

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貴重な体験談、ありがとうございます!!

 

 

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こちらこそ。

では、行ってきまぁーす!!

 

 

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えっ?!

ホンダさんってば、次回はどちらに?!

 

 

(きっとつづく)

【産カン川田の旭川通信】第7回 「『オプションB』を読む」

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川田さん、こんにちは!

 

 

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どうも~!!

旭川在住の産カン川田です。

 

 

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川田さん、9月6日の地震は驚きましたね。

そちらは揺れましたか?

 

 

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私が住んでいる旭川では地震の揺れによる被害はありませんでしたが、停電と物流が途絶えた影響で3~4日程度、生活が乱れました。

 

 

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旭川にって地震とは縁遠いイメージがありますよね。

 

 

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そうそう、なので市民も地震はない・と思いこんでいたので、あまり備えがなく心理的に動揺する方も多かったようです。

このコラムでも話題にしてきた「北の恵み 食べマルシェ」が無事開催されたのは不幸中の幸いでした。

 

 

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よかったですね~、札幌のオータムフェストは1週間くらい中止になって会期を短くして開催したみたいですよ。

 

 

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旭川の食べマルシェは天候にも恵まれ、3日間で100万人以上の人出があったみたいですね!

 

 

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ほぉ~すごい!

 

 

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さて、

4月から「オプションB」という本を題材にして勉強していますが、今回はその第5章を取り上げます。

心に響いたところをピックアップしますね。

 

 

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はぃ、お願いします!

 

 

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まずはこちらから。

 

『友人のスティーブン・レビットは1999年に、当時1歳だった息子のアンドリューを髄膜炎で亡くした。あれから16年が経ち、彼はこう語ってくれた。「1年経つごとに、失われてしまったものを嘆き悲しむ気持ちが少しずつ薄れ、かつてあったものに感謝する気持ちへと、バランスが変わってきたんだ」。私自身、デーブと過ごした時間と、いま自分に与えられている時間への感謝の気持ちが、日に日に大きくなっている』

My friend Steven Levitt lost his one-year-old son Andrew to meningitis in 1999. Sixteen years later, he told me that " with each passing year, the balance tipped a little more toward an appreciation of what there once was and away from the horror of what was lost."  As time has passed, I too have greater appreciation for the time Dave and I spent together and for the time I have now. (116P)

 

 

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なるほど・・・

このようなことを第1章の段階で言われていたら反発を感じていたと思います。

 

 

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そうですよね・・・

しかしこの本も第5章となり、時の経過に伴って人の気持ちに変化が現れることを検討できるところまで話が進んで来ました。

「時薬」または「日にち薬」という言い方があります。

この言葉は、どんなに深い悲しみも、時間が経てば薄れていくということを意味しています。

本などにこういう言葉が書いてあるのを見かけたら、「そうだな、いつまでも悲しんでばかりもいられないな」と思うことができるかもしれません。

 

 

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時が心を癒す・・・。

とはいえ、こういう言葉を他人から言われると辛いかもしれない・・・。

嘆き悲しんでいる人を見かけて、あたかも知っているかのように「時薬って言葉があってだな~」などと話しかけてはダメなんですよね、きっと。

 

 

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そうです、そうなんです。

このことは誰かに言われることでなく、自分で気づくことです。

悲しみから回復していくペースは人それぞれですから。

 

 

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ですね・・・。

 

 

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次です。

 

『家族や宗教に意味を求める人は多いが、仕事に意味を見出す人もいる。そのような仕事には、人を支えるものが多い。聖職者、看護師、消防士、依存症のカウンセラー、保育士などは、ストレスが多く往々にして薄給だが、人々の健康や安全、成長に欠かせない重要な仕事である。自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感できれば感情の消耗が和らぐ、という趣旨の論文を、アダムは5本も発表している』

Family and religion are the greatest sources of meaning for many people. But work can be another source of purpose. The jobs where people find the most meaning are often ones that serve others. The roles of clergy, nurses, firefighters, addiction counselors, and kindergarten teachers can be stressful, but we rely on these often undercompensated professionals for health and safety, learning and growth. Adam has published five different studies demonstrating that meaningful work buffers against burnout. (122P)

 

 

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深い悲しみの中にいるときには、なんでもいいので何かやることがあると救われますよね。

 

 

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さらにそれが意味のある仕事であれば、悲しみが和らぐ・・・。

 

 

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誰かの役に立ち、そのことが実感できるということは素晴らしいことですね。

そしてシェリルはこう続けます。

 

『変化を求めた人たちは、自分という枠を超えた、もっと大きなものに貢献することに貴重な時間を捧げたいと考えた。事件前は、やらされ仕事をしていたかもしれない人たちが、いまでは天職を追求している』

Those seeking a change wanted to use their precious time to contribute to something larger than themselves. Before the attacks, work might have been a job; aftereward, some wanted a calling. (125P)

 

 

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アメリカの9.11の事件の後には、転職が増えたようですね。

 

 

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あっ、そうなんですか。

 

 

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日本で言えば「楽天」の三木谷浩史さんも阪神大震災を経験し、価値観が変わって楽天を創業したということです。

日本語にすると、転職して天職につくというとダジャレのようですが、深い悲しみを経験したことが考え方が変化するキッカケとなり、天職を追求するようになるということがあるのでしょうね。

もちろん職場が変わらなくても今いる場所でベストを尽くすという形で、より価値のあることに貢献していくことが可能ですよね。

 

 

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転職して天職につく・・・。

そういった転機のタイミングときっかけは人さまざまなのですね。

 

 

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そうですね。

最後はこちらのフレーズです。

 

『子どもと死別した親たちに、子どもの人生を死によって終わらせないよう、より大きな枠組みでとらえることを促すのである。親がわが子の死という悲劇に目的意識と意味を見出し、善い行いを積んでいけば、わが子が世界に与える影響を広げることができる。ジョーはこんなふうに説明する。「息子が誇りに思ってくれる人生を歩むことが、自分の道だと気づいたんです。息子の名のもとに善い行いをすれば、息子の人生がより善いものとなる。いまに至るまで、この気付きに私は駆り立てられています」』

Co-destiny, which encourages bereaved parents to view their child's life in a larger framework so that death does not become the end of the story. Parents who seek purpose and meaning from their tragedies can go on to do good, which then becomes part of their child's impact on the world. As Joe explained, " I realized that my destiny was to live my life in a way that would make my son proud. The awareness that I could add goodness to my son's life by doing good in his name motivates me to this day. " (127P)

 

 

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悲しみから立ち直り、その後の人生をより良いものにしていくためには、目標や生きがいが必要です。

 

 

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目標や生きがいを持つことで、力強く背中を押してくれる感じでしょうか。

 

 

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このように考えることができるようになると、かなり視野が広くなってきていますので、悲しみからの回復が急激に進むと思います。

 

さて、次回は第6章に入っていきますよ!!

 

 

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お願いします!!

 

【おまけの旭川クイズ】

前回の答えは「かでる2.7」でした。

 

さて今回の問題は前回の問題と「研修会場つながり」になる問題です。

 

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この写真の施設は今、旭川セミナーや研修を開催するなら一番使い勝手が良い施設だと思います。

8年ほど前に画整理事業で壊されそうになっていたJRの赤レンガの建物を、保存・活用して開設された建物です。

さてこの施設はなんという名前でしょうか?

 

では、また次回にて~!!

産カンのきずな 31

産カンのきずな31人目は福田さんです。

 

 *

 

Q. お名前

 

福田 香(ふくだかおる)です。

 

 

Q. ご出身

 

北海道

 

 

Q. ご職業

 

コールセンター

 

 

Q.どのようなお仕事をなさっていますか

 

オペレーターや管理者の育成と業務の運用設計をしています。

 

 

Q. 特技やご趣味、あるいは今、熱中しているものは何ですか。

 

仕事に家事に育児の3つで手がいっぱい!

熱中できるくらい、何かに集中したい気持ちでいっぱいです

  

 

Q. 最近、身の回りで起きた印象的なことはありますか。

 

息子が言葉を話せるようになってきたのが嬉しいです!

一番最近だと、「お外行くの?」と聞いた時に「くぎゅ」(行く)と言ってくれたことです!

 

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*お散歩中の息子。頭にトンボがとまっています!

 

 

Q. 産業カウンセラー資格を取得した理由を教えてください。

 

別のセミナーで出逢った方から、産業カウンセラーの話を聴いて面白そう!と思ったからです。

自己理解を深めるところや本当の意味での傾聴を体感したいと思ったからです。

 

 

Q. カウンセラーとしておすすめの本や映画などはありますか。

 

カウンセラー!としてよりも、お仕事への取組み方や考え方として、「エッセンシャル思考」という書籍がオススメです。

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本質とは?を考えて仕事に取り組む必要があるなと考えることができた本です。

 

 

Q. 資格取得後、生活や仕事の中でカウンセラーの資格が活かされたことは?

 

オペレータとの面談や管理職との関わりの中で、傾聴することや心に寄り添うところを活かせているなと感じています。

以前は、「面談は苦手」「難しい」という苦手意識を持っていました。

産業カウンセラーの面談実習を経験したことで、苦手意識がなくなり、お話を傾聴することに集中できるようになったと感じています。

 

 

Q. これからのご自身についてどのようになりたいですか。またどのようなスキルを積んでいきたいですか?

 

学び足りない!と感じていることが多くあります。

生涯、意欲を持って学んでいきたいなと考えています。

まずは子育てで傾聴のスキルを活かして息子の心が離れないように、何かあっても相談に乗れる母になりたいです!

 

 

 

ありがとうございました!!

次回をお楽しみに~!!

【産カン川田の旭川通信】第6回 「『オプションB』を読む」

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こんにちは旭川在住の産カン川田です。

 

 

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川田さん、こんにちは!!

イイ感じで連載が進んでいますよ~、なんと、今日で第6回目!!

 

 

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がはは!! 続きましたね!!

 

 

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そちら旭川はいかがですか??

 

 

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こちらでは、実りの秋を目前に9月15日から「北の恵み 食べマルシェ」が開催されます。

 

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おぉ~、なぞのキャラクターも登場ですね~。

 

 

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同じ時期のそっくりイベントとして札幌ではオータムフェストがありますよね。

でも、オータムフェストは垢抜けし過ぎていて、しっかりしたとプロの手によるによる飲食イベントって感じ。

ビジネス的な雰囲気を感じてしまうんですよね。

 

 

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そそそ、たしかに~・・・出来上がってる感がありますよね~。

 

 

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その点、旭川の「食べマルシェ」は小学校の運動会で使うようなテントでの出店で、看板はコピー用紙をラミネートした程度のものですからね。

手作り感満載で、とても親しみやすいイベントですよ。

 

 

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オータムフェストとの違いは、その手作り感ですね。

 

 

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出店費用が安いので個人営業の飲食店さんや農家のお母さんのグループなどが多く出店しているのも特徴です。

庶民的で楽しいイベントですので、旭川にお越しの際にはぜひお立ち寄りくださいね。

 

 

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はぃ、缶ビールを飲みながら会場を徘徊したいです!!

 

 

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さて4月から「オプションB」という本を題材にして勉強していますが、今回はその第4章を取り上げます。

心に響いたところをピックアップしますね。

 

『自己への思いやりを持てる人は、苦境からより早く立ち直ることができる。結婚が破綻した人たちを調査した研究で、自尊心や楽観性、離婚前のうつ症状、結婚生活や別居生活の長さなどは、レジリエンスとはなんの関係もなかった。離婚の苦しみを受け止め、乗り切るのにいちばん役立ったのは、自己への思いやりだった』Those who can tap into it recover from hardship faster. In a study of people whose marriages fell apart, resilience was not related to their self-esteem, optimism, or depression before divorce, or to how long their relationships or separations had lasted. What helped people cope with distress and move on was self-cmpassion. (82P)。

 

 

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自己への思いやり・・・自分を許す、とゆうことでしょうか?

違うか、自分自身に、もっと思いやりをもって・・・か・・・。

 

 

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不幸な状況を乗り切るのに一番役に立つのは、自己への思いやりなんですね。

他の人のことばかり考えて、自分のことを後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。

積極的に「自分を思いやる」ということを実践しないといけないですね。

 

シェリルはこう続けます。

 

『自己への思いやりをもつことで、「悪い行いをしてしまったからといって、悪い人間になったわけではない」と気づくことができる』It helps us realize that doing a bad thing does not necessarily make us a bad person.   (82P)

 

 

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「行為」と「人格」は別物ですよね。

 

 

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そうです。

当たり前のことですが、自分のこととなると区別できずに自分を責めすぎてしまう人が多いのではないでしょうか。

この区別に気づくことは難しいのですが、自己への思いやりを持つことによって気づくことができるということなんですね。

 

 

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自分を責めちゃうもんなぁ~。

 

 

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 次はこんなフレーズです。

 

『ネガティブな感情には「ラベル」をつける(ラベリングする)と、対処しやすくなる。ラベルは具体的であればあるほどいい。「最悪な気分だ」のような曖昧なラベルより、「ひとりぼっちでさびしい」のほうが、感情を処理しやすい。感情を言葉に置き換えることで、その感情を「自分がコントロールしている」という感覚が得られるのだ』Labeling negative emotions makes them easier to deal with. The more specific the label, the better. " I'm feeling lonely " helps us process more than the vague " I'm feeling awful " . By putting feelings into words, we give ourselves more power over them. (86P)

 

 

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感情を意識化させる、つまり表出した感情を自分自身のこころの気持ちに言語的変換をさせる・・・なんだかセルフ・カウンセリング的に「自分自身に寄り添う」ことが大切なのですね。

 

 

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そう、その手法として感情にラベルを付けると、その感情を客観的に見ることができるようになります。

 

 

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感情に「ラベル」をつける。

 

 

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心の中でモヤモヤしていた感情にラベルを付けて客観的に見ることで、その感情に冷静に対処できるようになるんですね。

そしてその結果、「コントロール感」が得られるということですね。

 

 

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なるほど。

 

 

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シェリルはこんな考え方も提示しています。

 

『感謝できることを数えても自信ややる気は高まらないが、「役に立てたこと」を数えることにはその効果がある。なぜなら、感謝は受け身だからだそうだ。自分がしてもらったことに対して感じるのが、感謝である。これに対して、人の役に立つのは自発的な行動だ。だから自分が誰かの力になれたことを思い返すと、自信が高まる。いまでは友人や同僚にも、うまくできたことを書くように勧めている。やってみた人は口をそろえていう。もっと早く始めればよかった、と』Counting our blessings doesn't boost our confidence or our effort, but counting our contributions can. Adam and Jane believe that this is because gratitude is passive : it makes us feel thankful for what we receive. Contributions are active : they build our confidence by reminding us that we can make a difference. I now encurage my friends and coleagues to write about what they have done well. The people who try it all come back with the same response : they wish they'd started doing thes sooner.  (94P)

 

私は個人的に「良かった探し」というものををよくやりますが、感謝できることを数えるというやり方もあったんですね。

さらに「役に立てたこと探し」の方がパワフルですよと。

 

 

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その着想はありませんでした!!

 

 

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確かにこの方が積極的に前向きに生きていく姿勢が身につきそうですね。

 

 

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はぃ!!

 

 

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さて、次回は第5章に入っていきますよ!

 

 

【おまけの旭川クイズ】

 

先週の答えは1,600円でした。

その後に知ったのですが、ネット限定で「トクだ値」というきっぷがあり、片道2,630円だそうです。

節約道を極めると、行きは時間に余裕があるので安いバスを使い、帰りは遅くなるので終電が遅くまであるJRで・という場合があるのですが、そういうときに有効ですね。

話がセコくてすいません!!(笑)。

 

旭川在住の私だけでなく、札幌以外の道内各地の産カンの皆さんも札幌までの交通費に苦労されていると思いますが、いかがでしょうか(ぜひコメントをお寄せください)。

 

さて、今回のクイズです。

今回は旭川ネタではありません。

札幌のある場所のトイレにこの写真のステッカーが貼ってありました。

 

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「いのちを支えあう街へ 札幌市」と書いてあって いい言葉だな~と思いまして。

 

このステッカーが貼ってあった施設、はたしてどちらの施設でしょうか…????

 

北海道支部の研修でも、たまに使う施設です。

さて、どこでしょうか~??

産カンのきずな 30

産カンのきずな30人目はイナさんです。

 

 *

 

Q. お名前

 

イナ マサエ

 

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Q. ご出身

 

ドサンコ

 

Q. ご職業

 

オフィスレディ 

 

Q.どのようなお仕事をなさっていますか

 

営業事務です。

 

Q. 特技やご趣味、あるいは今、熱中しているものは何ですか。

 

音楽、映画館での映画鑑賞。

アロマはハンドトリートメントの資格を取得しました。

 

Q. おすまい周辺のグルメ情報でオススメの場所はありますか。

 

『かぐらじゅ』のアップルパイはマイウーです!

 

食感はサクサクで甘過ぎず。

超オススメ!!。

 

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それと、カラオケ『キャッツアイ』の油そばもオススメです!

(ラー油 多めが尚良い)

 

Q. 最近、身の回りで起きた印象的なことはありますか。

 

以前は「おねーちゃん」だったのに、気づけば最近は「ばぁちゃん」と2歳の甥っ子が私を呼んでいます

お姉ちゃん、悲しいです。

 

Q. 産業カウンセラー資格を取得した理由を教えてください。

 

心理学が好きだったり、周りの方の影響だったり、イロイロです。

 

Q. カウンセラーとしておすすめの本や映画などはありますか。

 

現在放送中のドラマ「グッド ドクター」。

 

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主人公は自閉症のドクター。

自閉症医師に対して周囲の厳しい反応も。

しかし、優れた知識力・真摯に患者さんと向き合うその姿は徐々に認められていくのです。

毎回、主人公には名言があります。

『悲しい時は悲しい、痛い時は痛いと言わないとダメです。つぶれてしまいます』

という台詞が特に印象的でした。

カウンセラーの役目である[自立支援]を思い浮かべました。 

 

Q. これからのご自身について、またどのようなスキルを積んでいきたいですか?

 

まだまだ至らぬ私。

天まで積みあげたいスキルだらけですが、自分の課題は【「同 」ではなく 「共」】。

そう、「あたかも」、です。

 

 

ありがとうございました!!

次回をお楽しみに~!!