産カン北海道

日本産業カウンセラー協会北海道支部の会員、養成講座受講の方々の交流の場

産カンのきずな 23


産カンのきずな23人目は川田さんです。

 

 

Q. お名前

 

川田泰輔(かわたたいすけ)です。

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昔は「たいすけ」という下の名前の人は全然いなくて、「だいすけ」だと思われたり、カタカナで書くと「ケイスケ」だと間違われたりしましたが、今は、Jリーグゴールキーパーとかジャニーズの人とか、いろいろと多方面に「たいすけ」が増えてきて嬉しいです。

 

 

Q. ご出身

 

旭川です。

 

高校まで旭川で1年間札幌で代ゼミに通ったあと、東京の大学を卒業して就職で札幌に戻ってきて、さらに転職で旭川に戻ってきています。

 

札幌では浪人生のときに、まだ地下鉄東豊線が出来る前ですが、元町駅近辺に住んでいました。

 

Jターン就職で札幌に戻ってきたときも、地下鉄元町駅のすぐ近くに住んでいました。

転職して一時期札幌で国家公務員になっていた時期は、琴似駅の近くの公務員宿舎に住んでいたこともあります。

 

 

Q. ご職業

 

公務員(市役所)です。

今は生活保護の新規申請受付やホームレス支援の仕事をしています。

 

先日の札幌市東区の自立支援ホームの火災は、多くの方が亡くなり本当に残念な出来事で、いろいろと思うところがありました。

 

 

Q. 特技やご趣味、あるいは今、熱中しているものは?

 

ボランティアで、「うつ病患者の家族」の方をサポートする活動をしています。


去年の6月に『家族が治すうつ病』という本を出版しましたので、ご一読くださると嬉しいです(宣伝です、スイマセン)

 

いつも聞かれるのですが、私は公務員なので印税は受け取っていませんよ(笑)

 

この本のアマゾンレビューを書いていただくと最高に嬉しいです!

評価は率直に付けていただいて構いませんので、ぜひ、ご感想をお聞きしたいです。

 

 

Q. 産業カウンセラーを取得した理由は?

 

2002年に妻がうつ病になってしまって、5年ほど大変つらい時期を経験しました。

妻はすっかり良くなって今ではコンビニのパートで働けるぐらい回復し、誰からも「元うつ病患者」とは思われないぐらい元気になっています。

 

でも、妻がうつ病になった直後の2年ほどは本当に地獄の苦しみを味わったのですが、今考えるとそのときに適切な知識とノウハウがあれば、あんなにも苦しまず病状を悪化させずにすんだのに、という後悔がありまして、その知識とノウハウを、今、ご家族がうつ病になって困っている方に伝えたいなと、ずっと考えていました。

 

その際に、悩み苦しんでいる方をサポートする者としてカウンセリングの知識やノウハウが必要だと感じ、大学や大学院には行けないので、学びやすい産業カウンセラーを選びました。

 

当時は函館と旭川で1年交代で通学講座があったと記憶していますが、やはり札幌の通学コースが一番本格的に学べるのではと思い、2015年度に応募しました。

また、キャリアコンサルタントの国家資格化の移行時期にちょうどあたっていたので、ノリと勢いでキャリコンにも挑戦してしまいました(大変でした)

 

 

Q. カウンセラーとしておすすめの本や映画等はありますか?

 

他の方へのオススメというより、私が大切にしている本という意味ですが、

山口律子さんという方の『「家族力」がうつから救う』という本です。

 

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この本を読んでいなければ、我が家は親子4人で一家心中していたかもしれません。

 

この宝物のような素晴らしい本が、なんと!アマゾンの古本では1円で買うことができます。

皆さんもうつ病関連で相談を受けたら、まずはこの本をご紹介してくだされば間違いないです。

先ほど宣伝した私の本などはどうでもいいので、まず、1冊、うつ病の本を読むなら絶対にこの本です。

 

また、少し毛色の変わった本としては小阪裕司さんの『自分らしく稼ぐ。』という本が好きです。

 

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産カンの皆さんも同じかもしれませんが、私はどうしても「お金を稼ぐ」ということについてあまり良いイメージを持てないでいたのですが、この本を読んで「商売」について考え方を変えることができました。

 

 

突然ですが、今、私は野望を持っています。

 

下の子が今、大学1年生なので、この子が大学を卒業する平成33年3月に退職して、カウンセリングなどの援助職として独立したいと考えています。

 

それに役立てばと思い、今年度は「支部認定カウンセラー」と「支部認定講師」にチャレンジしました。認定カウンセラーの方は合格(B-2です)がでましたが、認定講師の方は審査研修も終わり、現在、結果待ちの状況です。

 

このようなことを表明すると「せっかく公務員なんだから、あわてないほうがいいよ」とご助言いただくのですが、もう15年ぐらいずっと考え続けていて、家族もあきらめてくれているので(笑)、頑張ってみようと思っています。

今はまず「こうなりたい」と思っています。

 

 

 次は「ではどうやって、それで食べていくか」という問題ですよね(笑)

フツーに考えると臨床心理士の資格を持っていたとしても、カウンセラー専業では食べていけないですからね。

同じ気持ちを持っている方がいれば、前出の私のホームページの連絡先からご連絡いただけければ嬉しいです。

 

Q. 資格取得後、生活や仕事の中でカウンセラーの資格が活かされたことは?

 

日々、直接、仕事の役に立っています。

公務員の窓口業務では「傾聴」のスキルは必要不可欠だと思います。

 

ですが次のお客さんを待たせているなど、時間的な制約がある時は、短い時間の中でいかに「傾聴されている感じ」を醸し出すかの勝負になることもあり、日々、応用が求められています。

私の職場に来庁される方は基本的に不幸な環境の真っ只中にいて、機嫌も悪く対応が難しい方が多いのですが、これまで「親身になって話を聞いてもらう」という経験がなかった方が、こちらの傾聴する態度によって心がほぐされて、ご自分の境遇や今困っていることなどを少しずつ話し出してくれるときなどは、とてもやりがいを感じることが出来る瞬間です。

 

 

Q. これからのご自身について、またどのようなスキルを積んでいきたいですか?

 

産カンとって、キャリコンとって、支部認定カウンセラーとって、支部認定講師の審査研修まで受けて、それで今、思うことは【私は、傾聴に向いていない】ということ。

 

特に産業場面での傾聴は「仕事なんだから頑張れ!その悩みの分も給料にコミだ!」と思ってしまうんですよね。

自己理解が進んで、まさかの自分のパワハラ体質に気づくという皮肉!(笑)

 

このことを認定カウンセラーの研修のときに清水先生に質問したら、「それはカウンセリングではないですよね」と言われてしまいましたが、まったくそのとおりです。

ただ、カウンセリングや傾聴の勉強はムダではなかったですよ。

楽しかったし、使えるし、学んでよかったと思っています。

しかし、私は向いてない・・・。

 

その理解のもとで・ですが、やっぱり私は、認定講師の勉強が楽しかった!

もちろん一生終わらない勉強として、傾聴や人の話を聞くということは学び続けていくつもりですが、残念ながらこっちの道は私には才能がないことがわかったので「傾聴も出来る」という第2の武器として磨き続けていこうと考えています。

 

では、私の第1の武器は何なのか?

そこを突き詰めて考えていきたいなと思っていて、認定講師への道を頑張ろうと思っています。

 

今後ともよろしくおねがいします。

 

 

 *

 

ありがとうございました!!

次回をお楽しみに~!!