日曜の朝、
産カン北海道の聖地に行ってきました。
ホワイトビル3階には日本産業カウンセラー協会北海道支部の事務局が入っています。
その奥は産業カウンセラー養成講座札幌教室等の会場、北農健保会館です。
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せまりくる秋の気配がヒシヒシと感じる肌寒い朝、指導者の方々が講座の準備に忙しい横でパシャリ、遠慮がちに一枚の写真を撮ってみました。
(パシャリ)
3年前の秋、養成講座に通う私は果たして『自己一致』とは何なのだろうか、「自己」が「一致」するとはどういったことなのだろうか、その言葉の意味をキチンと咀嚼することができず、必死になって養成講座テキストを読んだ記憶があります。
『一致とは、クライエントとの関係のなかでセラピストが自由にそして深く自分自身になりきっており、そこで自分が体験していることが正確に意識されているような状態のことであり、純粋性、真実性、透明性などとも呼ばれる』(「産業カウンセラー養成講座テキスト」改訂第6版・P82)
う~む…何度読みなおしてもカラダに入ってこない言葉のラレツに、もどかしさと焦りを覚えていたとき、紀伊国屋書店で買い求めた一冊の本に書かれたカールロジャーズの言葉に、かすかな光明を見た気がしたことを昨日のことのように思い出します。
『私が自分自身を受け入れて、自分自身にやさしく耳を傾けることができる時、そして自分自身になることができる時、私はよりよく生きることができるようです。…言い換えると、私が自分に、あるがままの自分でいさせてあげることができる時、私は、よりよく生きることができるのです(Rogers,1963)』(「カール・ロジャーズ入門-自分が“自分”になるということ-」諸富祥彦・P144)
カウンセリングに関するさまざまな心理社会的理論を学ぶ前に、まず自分自身をよく知り、そして(あるがままの)自分自身を(許し)受け入れること・が、もっとも重要なことなのだ…3年前に通った養成講座を通じてそんな大切なことを学んだことを改めて思い出しました。