産カンのきずな、最初の方は会社員のセキカワさんです。
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Q. 名前
セキカワ
Q. 出身地
東京都足立区
Q. 職業
会社員
Q. 産業カウンセラーを取得した理由は?
そもそも学生のころから心理学全般(人間行動原理)に強い興味を持っていたのですが、数年前、個性的で独特なパーソナリティを持つ方が周囲を引きずりまわしている姿と、巻き込まれた方々が痛く悩み戸惑う姿を目の当たりにしたことが直接的な取得理由です。
その方のパーソナルを考えていたある日、とある方から産業カウンセラーという資格制度があることを教えていただき、まようことなく養成講座受講申し込みをしました。
Q. カウンセラーとしておすすめの本や映画等はありますか?
本では最相葉月(さいしょうはづき)『セラピスト』 。
著者は『絶対音感』などの作品で有名なノンフィクションライターです。『セラピスト』は主人公が「私」であることから想像できる通り、自身の実体験をモチーフに描かれています。そして主人公が、セラピストとのカウンセリングを通じて自分自身を知るに至る後半に、私は主人公の圧倒的なまでのカタルシス(こころの溶解)を深く共有(共感)した思い出深い一冊です。
映画ではナイトシャマラン監督『シックスセンス』。
とても有名な作品なので多くを語りませんが、人が人を失うことの深い悲しみ、その悲しみを背負いながら人はそれでも生きていかなければならない、というせつなさに涙が止まらない作品です。
Q. 資格取得後、生活や仕事の中でカウンセラーの資格が活かされたことは?
仕事をする中で、得意先の話をしっかりと傾聴できるようになったこと。
今までの仕事スタイルでは、いかにして得意先にプランをご理解いただきご採用いただくか、ばかりを考えて一方的にしゃべりまくっていました。しかし資格取得後は、まず得意先の話をしっかりと聴くことが(少しだけ?)できるようになった気がします。
一方、話をしっかりと聴く・って、ちょとだけ疲れるな、とも思っています。
Q. これからのご自身について、またどのようなスキルを積んでいきたいですか?
私の両親がともに福祉のお世話になっていることから福祉介護現場の重要さと大変さを知るにいたり、高齢者のカラダとココロに寄り添った仕事ができれば、と考えています。
広告会社で培ったプランニングスキルも交え、さまざまな観点から高齢者に寄り添うことを目的とした新しいスタイルのビジネス開発などにも興味を感じています。
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ありがとうございました。
次回はアートディレクターの加納さんです。