産カン北海道

日本産業カウンセラー協会北海道支部の会員、養成講座受講の方々の交流の場

【産カン川田の旭川通信】第10回 「『オプションB』を読む」

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魚屋セキカワさん、大変です!!

 

 

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 おっと川田さん、どうしました??

 

 

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まさに【悲報】です!!

 

 

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おっと【秘宝】ですか??

 

 

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違う!!

 

 

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では【美貌】ですね??

 

 

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違う!!

そうじゃなくて悲しいお報せの【悲報】!!

旭川にとっての大損失です!!

 

 

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あらま…。

 

 

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最近では観光バスも立ち寄り、行列ができることで有名な「堂前たばこ店」さんが3月で閉店するということです。

 

 

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あらま…知らない…。

どんなたたずまいですか??

 

 

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はぃ、写真はこちら!!

 

せぇの…

 

 

どん!!

 

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川田さんも芸風が世界のホンダさんっぽくなってきましたね~。

 

 

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ガハハ!!

 

 

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ってゆうか、単なる宝くじ屋さんじゃないですか。

 

 

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と思うでしょう?!

たしかに堂前たばこ店さんは宝くじの販売店ですが、多数の高額当選を出すことで有名です。

 

 

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へぇ~…。

宝くじを買うって行為は、近い将来に奇跡的な確率で当たる人のための募金活動だと思ってました。

 

 

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そうそう、募金……違う!!

ぅん??

ま、そうゆう面は否めませんが…。

とにかく有名店だったので、これまで堂前たばこ店さんで宝くじを買っていたファンの方がひどく落ち込んで悲しんでいました。

 

 

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う~む…。

そうゆうものですかねぇ…。

 

 

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あれ??

さては魚屋セキカワさん、宝くじを買いませんね??

 

 

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はぃ、全く。

川田さんは宝くじをよく買っているのですか??

 

 

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……。

さて、去年の4月から「オプションB」という本を題材にして勉強していますが、今回はその第8章を取り上げます。心に響いたところをピックアップしますね。

 

 

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で、川田さんもお店がなくなると聞いて「ひどく落ち込んで悲しんだ」クチですよね…きっと。

 

 

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……。

まずはこちらのフレーズから。

 

『もちろん、希望だけあっても十分ではない。現に、希望をもっていた乗客の多くが命を落としている。それでも希望があれば、絶望に屈さずにいられる。研究によれば、希望が生まれ、持続するのは、「人々のコミュニティが新たな可能性を思い描くとき」である。新たな可能性を信じれば、永続化を克服し、新たな選択肢を模索しやすくなる。前進する意欲を奮い立たせ、その方法を見つけることができる。心理学者はこのような希望を、「根拠ある希望」と呼ぶ。すなわち、自分の行動によって事態を改善できるという認識に裏打ちされた希望である』Of course hope by itself isn't enough. Many of the passengers had hope yet still lost their lives. But hope keeps people from giving into despair. Researchers find that hope springs up and persists when " communities of people generate new images of possibility." Believing in new possibilities helps people fight back against the idea of permanence and propels them to seek out new options; they find the will and the way to move forward. Psychologists call this " grounded hope " - the understanding that if you take action you can make things better.(181P)

 

 

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なるほど「新たな可能性」っていい言葉ですね。

 

 

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引用した箇所は、飛行機が雪山に墜落して救助隊を待つという非常に過酷な状況での話です。

その場で「単なる希望的観測」としての「希望」を持つのではなく、「根拠ある希望」を持ち続けた人が、この過酷な状況を生き抜いたということなんですね。

 

 

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「自分の行動によって、事態を改善できる」という考え方も前向きですね。

 

 

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そうですね。

ただ希望を持つだけではなく、どのように希望を持つかが問われていたんですね。

 次です。

 

レジリエンスは個人のなかで育まれるだけではない。個人のあいだで―地域で、学校で、町で、政府で―育むこともできるのだ。人々が一緒にレジリエンスを育めば、個人として強くなれるだけでなく、コミュニティとしてともに障害を乗り越え、逆境を未然に防ぐことができる。集団のレジリエンスを育むには、たんに希望を分かち合うだけでなく、経験、物語、そして力を分かち合うことがカギとなる』Resilience is not just built in individuals. It is built among individuals - in our neighborhoods, schools, towns, and goverments. When we build resilience together, we become stronger ourselves and form communities that can overcome obstacles and prevent adversity. Collective resilience requires more than just shared hope - it is also fueled by shared experiences, shared narratives, and shared power.(183P)

 

 

これまでレジリエンスを勉強してきましたが、本で読むのと実際の生活のなかで実行するのでは大違いで、なかなか難しいと思います。

ですから、一人の人がレジリエンスを身につけることは、それだけでもとても貴重で素晴らしいことですよね。

でも、これが複数の人や仲間、グループ、サークルなど、多くの人のあいだで共有できたなら、どんなに素晴らしいことか!

最近よく「安全安心な場」という表現を聞きますが、集団のレジリエンスを育むには、気心の知れた仲間とよくコミュニケーションをとって、いろんなことを共有していけばいいんですね。

 もうひとつ。

 

『私たちの人間らしさ―生きようとする意思や人を愛する能力―は、人とのつながりから生まれる。そして個人と同様、コミュニティもトラウマを経て成長し、力をつけていける。いつかわからないが、その力が必要になるときが必ずやってくる』We find our humanity - our will to live and our ability to love - in our connections to one another. Just as individuals can find post - traumatic growth and become stronger, so can communities. You never know when your community will need to call on that strenght, but you can be sure that someday it will.(199P)

 

 

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個人が成長するのは体験的に理解できますが、コミュニティが成長するという考え方もある…。

 

 

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仕事上の組織としてチームが成長するというのは理解できるのですが、「コミュニティがトラウマを経て成長し、力をつける」ということは、まったく想像もしたことがありませんでした。

 

 

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例えば、去年の9月の地震を経験した被災地のコミュニティが苦難を乗り越えて、成長する、といった感じでしょうか。

 

 

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このあたりの事情は、私たちの仲間である世界のホンダさんが被災地にボランティアで入っていますので、様子を聞いてみたいですね。

さて、次回は第9章に入っていきますよ!

 

 

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で、川田さんは宝くじを堂前たばこ店でよく買ってたんですか?

川田さ~ん!!

 

川田さ~ん!!

 

 

【おまけの旭川クイズ】

 

前回の答えは「兵」でした。

あの家の所在地は「旭川市東旭川町下兵村〇〇番地」という住所なんですね~。

ちなみに「上兵村」もあります。

 

さて、今回の問題は「細かすぎて、どうでもいい旭川クイズ」です。

 

第1問

冬に開催されるイベントは札幌は「雪まつり」。

では、旭川は?

 

第2問

京都にあるのは四条通(しじょうどおり)。

では、旭川にあるのは?

 

第3問

旭川の旭山という場所にある、全国的に有名な動物園の正式名称は?

 

(つづく)