産カン北海道

日本産業カウンセラー協会北海道支部の会員、養成講座受講の方々の交流の場

【産カン川田の旭川通信】第8回 「『オプションB』を読む」

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こんにちは~旭川在住の産カン川田です。

 

 

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こんにちは~こんにちは~。

川田さん、今回はさりげない登場ですね。 

 

 

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そそそ…今月は特に旭川ネタがないので、そぉ~っとです。

なので、まずは私の近況などをお話したいと思います。

 

 

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あらま、ぜひぜひ。

 

 

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私は2015年度に産カン資格を取得。

2016年度はお休みで、2017年度に「認定カウンセラー」と「認定講師」の研修を受けまして無事に認定していただきました。

 

 

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おぉ~認定カウンセラーでいらっしゃるのですね~。

 

 

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はぃ、認定カウンセラーの方は、今年度は金曜夜の桑原理事が担当されている1・2年目向けのCSTを受講中です。

 

 

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CST

 

 

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はぃ、CSTとはケース・スタディ&トレーニンの略ですね。

 

 

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ほぉ~・・・

 

 

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そして今は9月に逐語記録の発表当番を終えてホッとしているところです。

 

 

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でました!!

逐・語・記・録~!!

つらかった記憶がよみがえります…!!

 

 

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この講座での私は問題児で、いつも「養成講座で習ったことと違う!」と発言して講師を困らせています、申し訳ありません。

 

 

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問題児でOKじゃぁないですか~!! 

問題児こそが将来大きくなるんですよ、きっと!!

 

 

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きっと??

 

 

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たぶん…野坂昭如「み~んな悩んで大きくなった」って…

 

 

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古いですね~。

 

 

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丸大食品でも「腕白でもいい、たくましく育ってほしい」って…

 

 

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たぶんこのブログを読んでいる方の半分も、丸大食品のコマーシャルを知らないと思いますよ~!!

 

 

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ガハハ!!

 

 

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さて!!

話を戻しますと、認定講師の方は8月に基本研修を終え、10月には随行研修ということで、講師の方が企業様に研修講師として出講するところに随行させていただき、実際の研修現場を見学してきたところです。

 

 

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おぉ~着々と自己研鑽を重ねていますね!!

 

 

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今後は1月に発表デモ研修があります。

無事終了すれば、来年度からは出講させていただけるということのようなので、しっかり時間を確保し準備して頑張りたいと思っています。

 

 

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頑張ってくださいね!!

 

 

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魚屋セキカワさんも先日のこのブログ記事でも書いておられましたが、傾聴はしばらくやらないとあっという間に勘所を忘れてしまいますよね。

 

 

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そうなんです!!

空手の師匠・大澤先生がよく言うことばを思い出しました。

 

「いいですか、使わない刀は錆びますよ!!」

 

 

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なので日々、意識していかないといけないな・そう感じています。

 

 

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はぃ、自分も頑張ります!!

 

 

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さて。

4月から「オプションB」という本を題材にして勉強していますが、今回はその第6章を取り上げます。

心に響いたところをピックアップしますね。

 

 『生き残ったことへの罪悪感(サバイバーズ・ギルト)は、喜び泥棒であり、死という喪失から生まれるもう1つの喪失である。大切な人を亡くすと、悲嘆だけでなく悔恨の念にも押しつぶされる。これも自責化の罠の1ひとつだ』Survivor guilt is a thief of joy - yet another secondary loss from death. When people lose a loved one , they are not just wracked with grief but also with remorse. I'ts another person - alization trap. (134P)

 

 

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うぅむ、「喜び泥棒」ですか。

英語では thief of joy っていうのですね…わかる気がします。

 

 

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それも1回だけ泥棒にあうのではなく、ずっと「喜び」という感情を取り上げられている感じです。

罪悪感を感じていれば、小さな喜びを感じたとしても、それが悪いことであるかのように感じてしまい、喜びの感情を封印してしまうのですね。

 

 次はこちらです。

 

『私たちは人のしあわせを願う。そして自分のしあわせを願うことは ― 罪悪感を押しのけて喜びを求めてもいいのだと心得ることは ― 永続化を克服することにほかならない。楽しむことは、自己への思いやりになる。あやまちを犯したときに自分にやさしくする必要があるように、楽しめるうちに楽しんで、自分にやさしくすることも必要だ。悲劇はドアを蹴破りなだれ込んできて、私たちをとらわれの身にする。相当な労力とエネルギーがなければ、逃れることはできない。逆境を経験した人が喜びを求めるのは、奪われたものをとり戻そうとする行為である』We want others to be happy. Allowing ourselves to be happy - accepting that it is okay to push through the guilt and seek joy - is a triumph over permanence. Having fun is a form of self-compassion; just as we need to be kind to ourselves when we make mistakes, we also need to be kind to ourselves by enjoying life when we can. Tragedy breaks down your door and takes you prisoner. To escape takes effort and energy. Seeking joy after facing adversity is taking back what was stolen from you.  (137P)

 

 

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悲哀にくれている身にとって「喜びを求めてもいいのだ」と心から実感することは、なかなか難しいですよね。

 

 

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そう。

そうなだけに、ここに思い至らないと逆境を克服していくプロセスを進めることはできないと思います。逆境のせいで、これまでいろいろなものを奪われ失ってきていていましたが、それを取り戻す行為が「喜びを求める」という行為であり、それは正しいことで、なんの問題もないんだ、ということに気づく必要があるということなんですね。

 

 

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そう、気づくことができるかどうか…。

 

 

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私の勝手なイメージでは、それまでは逆境に服従していたものが「喜びを求めてもいいんだ」と気づくことによって、自分の人生を取り戻し始めるような感じなのかなと感じています。

 

 

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そこがポイントなのですね。

 

 

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次です。

 

『喜びを見つけようとするとき、私たちはとかく卒業や出産、就職、親戚の集まりなど、大きなできごとに目を向けがちだ。でもしあわせにおいては、大きさよりも頻度のほうが大切なのである。配偶者を亡くした人を12年間追跡したオーストラリアの研究で、死別前と同じ頻度で喜びを味わうことができた人は、全体の26%だった。彼らには、ほかの人にない特徴があった。日常の活動やつきあいに、再び積極的に携わるようになったのである』When we look for joy, we often focus on the big moments. Graduating from school. Having a child. Getting a job. Being reunited with family. But happiness is the frequency of positive expeiences, not the intensity. In a twelve - year study of bereaved spouses in Australia, 26 percent managed to find joy after loss as often as they had before. What set them apart was that they re-engaged in everyday activities and interactions. (139P)

 

奪われていた喜びを取り戻そうとするとき、大きなものに目を向けるのではなく、日常の小さな細々としたことに喜びを見出していくと、以前のような日常生活を早く取り戻すことができる、ということなんですね。

 

 

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村上春樹も何かの本の中で「小さくても確かな幸せ」って言っていますね。

 

 

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これは感覚的にも理解しやすいですね。

たとえば週に1回、大きな喜びを感じるよりも、毎日3回、小さな喜びを感じ続ける方が良いということなんだろうと思います。

 

 

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わかります…!!

 

 

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次です。

 

『運動が、身体の健康の維持向上に役立つことはよく知られている。たとえば心疾患や高血圧、脳卒中、糖尿病、関節炎のリスクを下げるなど。だが多くの医師やセラピストが、運動は心の健康を増進する最善の手段だとも指摘しているのだ。50歳以上のうつ病患者は、ワークアウトによって抗うつ薬と同じぐらい症状改善が期待できるという』The physical health effects of exercise are well known, including lower risk of heat disease, high blood pressure, stroke, diabetes, and arthritis. Many doctors and therapists also point to exercise as one of the best ways to improve psychological well-being. For some adults over fifty who suffer from major depression, working out may even be as effective as taking an antidepressant. (144P)

 

「心と体はつながっている」ということは、いろいろな分野の研究で立証されつつあると思います。

 

 

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魚屋で働く僕は毎週末土曜の夜に空手道場に通っていますが、まさに「心と体はつながっている」を身体的な蓄積として実感することができます。

いろいろな意味で、打たれ強くなりましたから。

 

 

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悲しみを克服するという場面でも、ただじっとして悲嘆に暮れる日々を過ごすよりも、少しずつでも体を動かす方が回復につながっていくということですよね。

 

 

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少しずつ、少しずつ、ですね。

 

 

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傷ついて悲しみに沈んだ心を慰めるのはとてもむずかしいことですが、そんな状態でも、散歩程度の軽い運動なら実行できます。

 

 

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はい。

 

 

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そして散歩をすれば、きれいな景色が目に入ったり、軽く息が弾む程度の運動になり、汗をかいたりします。運動をしていると知らぬ間にリラックスできると思います。

 

最後はこのフレーズです。 

 

『どんな苦しみのさなかにあっても、自分の手でつかみとる瞬間、自分で生み出す瞬間のなかに、喜びを見つけることはできる。料理。ダンス。ハイキング。祈り。ドライブ。ビリー・ジョエルの歌の調子っぱずれな弾き語り。こうした瞬間には痛みを忘れていられる。そして喜びの瞬間を重ねるうちに、ただしあわせになるだけではないとわかる。私たちは喜びを通して、力も手に入れるのである』Even when we're in great distress, joy can still be found in moments we seize and moments we create. Cooking. Dancing. Hiking. Praying. Driving. Singing Billy Joel songs off-key. All of these can provide relief from pain. And when these moments add up, we find that they give us more than happiness; they also give us strength.  (147P)

 

 

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僕はカラオケで Billy Joelの MY LIFEをシャウトすると、小さな幸せを感じます!!

♪ I don't care what you say anymore, ~ this is my life !!  ♪

 

 

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これも先程の運動と同じで、ただじっとしていて悲しみに耐えるよりも自分の体を動かして、手を使ったり、歩いたりして、なんでもいいので何かを自分でやってみることが大切だということですよね。

最後の「喜びを通して、力を手に入れる」という言葉は、印象的ですね。

 

 

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「小さくても確かな幸せ」ですね!!

 

 

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ですね~!!

次回は第7章に入っていきますよ!

 

 

【おまけの旭川クイズ】

 

前回の答えは「cocode(ココデ)」でした。

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さて、今回の問題はガラッと変わって街路樹の種類に関する問題です。

 

旭川上川神社から緑が丘地域へ抜けるこの並木道には、「〇〇通り」という樹種そのものの名前がついています。

さて、カタカナでなんというでしょうか?

でもこれは俗称かもしれないし、諸説あるかもです。

 

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