産カン北海道

日本産業カウンセラー協会北海道支部の会員、養成講座受講の方々の交流の場

【産カン川田の旭川通信】第5回 「『オプションB』を読む」

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こんにちは、旭川在住の産カン川田です。

 

 

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川田さん、こんにちは!!

そちら旭川の陽気はいかがですか??

 

 

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旭川は7月前半に「エゾ梅雨」的な長雨が続いていましたが、やっと夏らしい気候になってきました。

 

 

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札幌の場合は先週までの猛暑がピークアウト。

過ごしやすい、札幌の【夏】って感じになってきました。

 

 

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こちらは上川神社祭や護国神社祭といったお祭りや花火大会もあり、ラベンダーなども見頃で一気にベストシーズン突入!という感じです。

9月の「食べマルシェ」まで旭川の短いけど暑くて熱い夏が始まりますよ~!!

 

 

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いいですね~ビールが美味しい季節になりましたね。

 

 

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そういえば今年の旭川はなぜかビアガーデンの数が多く、買物公園やサンロク街を中心にビルの屋上などで新規オープンが続いていて、とても盛り上がっています。

明るいうちに営業を始めるところもあるようなので、みなさんも旭川にお越しの際は、ビアガーデンをチェックしてみてください。

 

 

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ではまた産カン旭川部会を開いてビールを飲みましょう!!

そのときはこちらのブログでもメンバー募集したいですね。

 

 

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もちろん!!

産カン旭川の輪を広げましょう。

 

さて、4月から「オプションB」という本を題材にして勉強していますが、今回はその第3章を取り上げます。

心に響いたところをピックアップしますね。

 

「騒音を止めたからストレスが減ったのではない。騒音を止められるという意識が、違いをもたらしたのだ。参加者は(いつでも騒音を止められるという)ボタンを与えられたことで、『自分で状況をコントロールできる』という意識(コントロール感)をもち、その結果としてストレスに耐える力が高まったのである」Stopping the noise didn't make the difference...knowing they could stop the noise did. The button have them a sense of control and allowed them to endure the stress. 

 

苦しんでいる人には『ボタン』が必要だ」When people are in pain, they need a button. (64P)

 

これは例えば「仕事やめたい」と思ったときに、「こんな仕事、いつでもやめてやる!」と思っているのと、「住宅ローンもあるし、こんな年じゃもう転職もできないから嫌なことがあっても我慢するしかない」と思っているのでは、受けるストレスのレベルがまったく違ってくるということだと思います。

もちろん、多少イヤなことがあったぐらいでは仕事をやめたりはしないと思いますが、「いざとなったらいつでも辞めてやる」と思いながら仕事ができれば、かなりストレスは軽減できるということだと思います。

 

 

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いい意味での開き直りの「ボタン」を持つ、とゆうことでしょうか。

 

 

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このことはサラリーマン経験がある人は皆さん、体感的に理解できることですよね。

 

 続いてはこちらです。

「つらい目に遭っている友人を支えるのはあたりまえ、と思うかもしれないが、心理的な壁が邪魔をして、手を差し伸べられないことがある。他人の痛みに接したときに私たちがもつ感情には、2種類ある。『共感』を感じれば、相手に手を差し伸べようとするし、『苦悩』を感じれば、相手を避けようとする」 While it seems obvious that friends want to support friends going through a crisis, there are barriers that block us. There are two different emotional responses to the pain of others: empathy, which motivates us to help, and distress, which motivates us to avoid. (65P)

 

 

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つまり『苦悩』してしまうとは『共感』できずに『同感』してしまう、とゆうことでしょうか。

 

 

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そうですね、個人的な経験はないのですが、こういったケースはあるような気がします。

わざと手を差し伸べないというのではなく、いわゆる「固まってしまう」状態なのではないでしょうか。

親しい友人がつらい目にあっているという大事なときなのに、固まってしまって何も出来ないのは相手もショックだと思いますが、自分も大きなショックを受けてしまうと思います。

 

続いてがこちら。

「何をいっても、何をしても力になれないと思い、何もいわず、何もしない。でも騒音実験が教えてくれるように、『ボタン』は問題を解決してくれなくても、ただそこにあるだけでプレッシャーを和らげることができる。ただ友人に顔を見せるだけで、大きな力になれるのだ」 Others get overwhelmed by a sense of helplessness; they feel there's nothing they can say or do to make things better, so they choose to say and do nothing. But what we learn from the stress experiment is that the botton didn't need to stop the noise to relieve the pressure. Simply showing up for a friend can make a huge difference.  (67P)

 

 

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なるほど・・・

キャロルキングの “ You've got a friend ” とゆう名曲を思い出しました。

 

 

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「ただ、そばにいる」ということはあまり意味がないような気もしますが、苦しんでいる方からすれば、とても安心できると思います。

もちろん一緒にいることが相手の負担になってはいけないのですが、「何もせずに、ただそばにいる」ということは、とても意味のあることだと思います。

 

 

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ですよね~(涙!!)

 

 

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「こういった具体的な行動がなぜ助けになるかといえば、問題そのものを解決しようとせず、問題が引き起こしたダメージに対処するからだ。『人生には解決できない問題もあります。そういう問題は抱えて生きていくしかないのです』」 Specific acts help because instead of trying to fix the problem, they address the damage caused by the problem. " Somethings in life cannot be fixed. They can only be carried". (71P)

 

 

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素晴らしい!!

 

 

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いやー、これは本当に素晴らしい言葉ですね!!

問題を解決しようとせず、ダメージに対処する  (they address the damage caused by the problem.) 」。

このことは悩み苦しんでいる人を支えようと思った時には、肝に銘じておくべきことですね。

 

 

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解決できない問題は、抱えて生きていくしかない  (Somethings in life cannot be fixed. They can only be carried) 」も名言ですね!

 

 

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ですね!

そして第3章から最後のフレーズです。

「『あなたなら乗り越えられる』と、やさしい言葉で安心させようとしてくれる人は多かったが、なかなかそうは思えなかった。私がいちばん心強かったのは、君はひとりじゃない、一緒に立ち向かおう、という言葉である」Lots of people nicely tried to assure me, "You will get through this," but it was hard to believe them. What helped me more was when people said that they were in it with me. (77P)

 

 

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あぁ~、“ You've got a friend ”ですね、まさに。

 

 

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実際に経験したことがある人しかわからないことですね。

この二つの言葉の違いは、悩み苦しんでいる人との位置関係の違いだと思います。

前者は悩み苦しんでいる人とは違う側に立って他人事として言う言葉。

後者は悩み苦しんでいる人が立っている側に歩み寄って自分のこととして言う言葉である気がします。

 

 

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ありがとうございます!! なんだかまた元気でてきた!!

 

 

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僕も元気がでてきた!!

さて、次回は第4章に入っていきますよ!!

 

 

【おまけの旭川クイズ】

 

さて、まず前回の「旭川ラーメンクイズ」です。

ビフォー・アフターの写真が、こちら!!

 

ドン!!

 

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正解は「青葉」ですね~。

みなさんはご存知なお店でしょうか…!!

 

 

そして今回の写真は、札幌と旭川を結ぶ高速バス「高速あさひかわ号」の車内の様子です。

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この区間は中央バスをはじめとした道内のバス会社数社で共同運航されていますが、この写真は「ややレア」なJRバスの車内です。

 

ところで「高速あさひかわ号」の片道の正規運賃は2,060円ですが、一番お得な料金として次の写真の20枚つづり回数券「オールデイ20」という割引料金があります。

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さてここで問題です!!

 

この20枚つづり回数券を旭川市内の売店でバラ売りしているところがあるのですが、片道1枚の最安値はいくらでしょうか?

ちなみにJRのS切符は往復で5,080円なので、片道換算だと2,540円です。

 

答えは次回に!!